こんにちは。
お茶漬けさんです。
去る2020年10月、4人目を出産いたしました!
しかし、今回はコロナ禍での出産となり、当然今までとは異なる形での出産となりました。
こういった状況に、これから出産を控えている方はなんとなく不安を抱えてしまいますよね。
この記事では実際に筆者がコロナ禍で出産したことをレポートします!
コロナ禍での出産に少なからず不安を抱いている方、マイナス要素は少しでも除去したいですよね!!
この記事を読んで、なんとなくイメージをつかんでいただき、出産や入院の参考にしていただければ幸いです。
☆こんな方に読んでほしい☆
- 近々出産予定の方
- コロナ禍での出産に不安を感じる方
- コロナ禍での出産、入院中のことをイメージしたい方
☆この記事でわかること☆
- コロナ禍での妊婦健診、出産、入院中の具体的な様子
※あくまで筆者が健診・出産でお世話になった産院でのことを書いているので、すべての病院に当てはまることではありません。ほんの一例として参考にしてください(^^)
それではどうぞ。
Contents
出産時期
妊娠が分かったのが令和2年(2020年)2月のことで、2月末ごろから健診に通いました。
ちょうど新型コロナウィルスが日本に上陸したころですね。
出産したのはその年の10月中旬です。
妊婦健診中の病院の対応
R2年2月中頃~各教室の中止
妊婦健診時から始まる母親学級、マタニティヨガ、産後の育児クラブ等々…
筆者の通っていた産院では流行の兆しが見え始めた2月頃から、早々にこれらの教室は中止となりました。
R2年2月末頃~キッズスペースの閉鎖
筆者の通っていた産院には、待っている間上の子を遊ばせておける小さなキッズスペースがあったのですが、こちらもほどなく閉鎖されました。
また、保育士在籍の託児施設(院内保育)もあり、診察中や入院中に子供を預けることができたのですが、そちらも一時中止の状態となりました。(R3年2月現在も中止中)
R2年4月~原則付添なし
そして、院内に入れる人に関しても制限が。
R2年4月からは≪原則付添人はなし≫で、患者のみの来院を呼び掛けられました。
例えば旦那さんや両親などが車の運転をしてきてくれたなんて言う場合は、駐車場の車の中で待機していてください!という形でした。
(※もちろんあくまで『原則』なので、どうしても必要な場合はこれに限らない、という前提です)
出産時の様子は?
陣痛中 マスクは…?!
筆者は妊娠中、陣痛のイメトレをよくするので(笑)マスクについては結構気になっていました。
陣痛中のマスクって、、筆者の中ではマスクをしながらランニングするようなイメージだったので「私大丈夫か・・・(・_・;)!?」と不安になり健診時に助産師さんに確認してみました。
すると、助産師さんは『陣痛中はなるべくしていて欲しいが、分娩時は外してもらっても大丈夫ですよ』とそっと教えてくださいました。
今になって思うと、出産という感染リスクの高い現場でそんなことを言ってくださる病院側には頭が上がりません。
ただ、筆者の住んでいた地域では、分娩が近づいた妊婦さんと付添人を対象にPCR検査をしてくれるので、もちろんその結果次第で対応は変わっていたかとは思います。
筆者は陰性で出産日を迎えることができ、陣痛中マスクを外しませんでしたが、分娩時はお言葉に甘えて顎にずらし、呼吸フリーな状態でいきませてもらいました(^_^;)(そして無事出産しました)。
気になる夫の立ち合い
陣痛中はNG!分娩時のみ
筆者の病院では、陣痛中の立ち合いは不可で、いざ産まれる!!という分娩時のみ立ち合いは可能とのことでした。
筆者も実際、陣痛が来て病院までは夫に連れて行ってもらいましたが、子宮口が全開になるまでの間夫は駐車場で待機してもらっていました。
そして全開になった時に電話で呼び出し、大急ぎで来てもらいました(笑)。
※ちなみに、筆者の住んでいた地域では、上記に書いたように妊婦さんのPCR検査だけでなく、付添人に関しても検査をしてくれていました。筆者夫は陰性でしたが、陽性の場合はもちろん立ち合いは不可です。
夜間は立ち合い不可!!
分娩時のみ立ち合いは可能でしたが、それが夜間であると、分娩も立ち合いは不可!とのことでした。
筆者は朝方陣痛がきて、昼2時ごろの出産だったため、夫の立ち合いが可能でした(ちなみに夫は仕事を休んでくれ、上の子供たちは保育園でした)。
赤ちゃんとの対面
※上記にある通り、PCR検査で陰性とわかっている前提です。
母親
生まれてすぐ、裸の赤ちゃんを抱っこさせてくれました。いわゆるカンガルーケアというものですね。
数十秒抱っこしたのちに、赤ちゃんが冷えるといけないので赤ちゃん綺麗にしてもらったり服を着せてもらったりと諸々の処置をしてもらいます。
母親はそのままベットで待機。
その後服を着せてもらって落ち着いた赤ちゃんと再びご対面。喜びの堪能タイム!
という感じでこのあたりの流れは特に変わらず、だいたい上の子と同じような感じでした。
父親(立ち合い者)
立ち合い者に生まれた直後に関しては特に変わらず…。カメラでたくさん撮影させてもらい、諸々の処置が終わった赤ちゃんと母親とともに生まれた喜びをしばし分かち合います。
が!ここから通常と違うのが、このひと時を終えると、入院中は一切面会ができなくなります(笑)。しかし、特別な事情があればこの限りではありませんが、次に詳細を書いていきます。
入院生活は
赤ちゃん、母親ともに原則面会禁止!
分娩時の立ち合い以降、夫と別れるが最後、その後入院中は一切の面会がかないません(笑)。
『面会室』といった場所もなく、用事がある場合は電話のみ。
入院生活で必要なものや、忘れ物をしてしまったときは、夫なり家族なりにその物品をナースステーションに届けてもらい看護師さんを通じて母親に渡す、という形でした。
赤ちゃんも同様に面会はできず、入院している人以外は新生児室を覗くこともできなかったので(そもそも入院患者以外の入館ができない)、産婦さんたちはみな授乳時に赤ちゃんの動画や写真をたくさんカメラにおさめていました(母子別室だったため)。
新生児室の前で赤ちゃんを映しながらテレビ電話をしている方も見かけました。
筆者も毎日数枚~数十枚赤ちゃんを写真に収めては夫に送り、赤ちゃんの様子を途切れることなく伝えることに努めました!
会えない分の心の距離を少しでも埋めたいですもんね!
上の子との面会も禁止
普段から『12歳以下のお子さんは面会は控えてください』という対応をとっている病院は少なくないと思いますが、今回は年齢にかかわらず、全員面会禁止でした。
筆者の出産当時、上の子たちは6歳、4歳、2歳。上の子二人は平気でしたが、やはり2歳の子が寂しがっていたようで、見かねた夫が「どうしても無理なん(;_:)?」と弱音を吐いていたので(笑)看護師さんに「子供の面会は一切ダメなんですかねぇ?」と聞いてみたところ、
やはりダメ。とのこと(笑)。そりゃそうですよね。
しかし「あまりにも家のほうが大変そうであれば、お母さんのみ1日早く退院して、次の日に赤ちゃんを迎えにきてもらうということも可能ですよ」と親切に言ってくださいました。
が、そこまでしてまでは大丈夫だわ(^_^.)と夫も心強く言ってくれ、筆者は予定通り5日入院して赤ちゃんとともに退院しました。
退院時
入院中特に問題なく経過が良好であれば、通常通り(大概の病院は初産、経産婦、帝王切開…等で入院の日数は変わります)の日数で退院できます。
筆者も何事もなく5泊6日で無事退院、夫が迎えに来てくれました。
荷物の運搬
今までなら、退院時、夫や家族が病室まで荷物を取りに来てくれ、運ぶのを手伝ってくれていましたが、面会禁止のコロナ禍なので、退院時ももちろん家族は入館できません。
通院・入院中と同じく、夫や家族は玄関までしか行けないので、玄関で荷物を引き渡します。
病院が荷物を乗せるカートを貸してくれるので、それにすべての荷物を乗せてエレベーターで病院玄関まで運び、そこで夫に引き渡しました。
一人で運ぶのが難しい場合は、看護師さんもお手伝いしてくれるとのことでした(^^)
会計
すべて荷物を運び、外来の受付で会計します。
こちらは通常通り。
ナースステーションで赤ちゃん引き渡し
身支度、荷物の運搬、会計すべてを終えて赤ちゃんをナースステーション(兼新生児室)に受け取りに行きます。
あらかじめ助産師さんに、用意していた赤ちゃんの服を渡していたのですが、会計をしている間にお着替えを済ませてくれていました(赤ちゃんはこの時まで病院の服を着ています)。
用意した服を着て、新鮮な姿のベビー♡♡♡かわいすぎてメロメロです。
こちらもだいたい通常通り。(笑)
お世話になった入院棟を出る前に、助産師さんが赤ちゃんと母ツーショットの写真を撮ってくれました♡
玄関で家族と赤ちゃん対面
そしていよいよ赤ちゃんが家族と対面(または再会)できる瞬間です。
赤ちゃんを抱いて玄関に行きます。
助産師(看護師)さんも一人ついてきてくれて、玄関で家族3人の記念撮影をしてくれました。
そしてこれで退院は完了です。再び助産師さんに感謝の言葉を伝え、病院をあとにしました。
退院時の家族で記念撮影というイベントも、コロナ禍により実施できない病院もあるかと思います。
筆者の病院の場合は”玄関”ということもあり叶いました。
おまけ…コロナ禍での出産・入院を通しての心の持ち方
4回目にして初めての、コロナ禍での出産・入院という体験。
今回と今までの出産経験を比較したとき、筆者が一番に感じたことはやはり
- 「夫や家族と”共に乗り越えると”いうことを感じることが難しい」
- 「夫や家族を遠くに感じてしまう」
といったことでした。
今までの出産では
- 全員夫に立ち会ってもらう
- 入院中はほぼ毎日面会に来てもらう(もちろん子どもも)
というのが当たり前だったため、余計に上記のようなことを感じてしまいました。
そこで、悲しい気持ちや不安な気持ちにならないように筆者が心がけたことを少し書きたいと思いますので、ご参考までにどうぞ。
心細いけどエンジョイしよう。赤ちゃんへの愛情に全集中。
見出しの通り、、、。
分娩中に関しても同じことが言えますが、ケースバイケースなのでここでは入院中に関してだけのこととして言及します。
一切面会のできない入院。上のお子さんがいるとなおさら家のことが気がかりで、不安になったり寂しさを感じたりすると思います。
が、ここは割り切って、「せっかくの一人と赤ちゃんの時間、思いっきり楽しもう!!」と思い込みましょう。
どんなに考えたって、家のことはできないし、会えないのは仕方ありません。
入院のいい面だけを考えてポジティブに過ごしたほうが、精神衛生上良いですしそれが生まれてきた赤ちゃんにも良い影響を与えるはずです。
ごはんを作らなくていいし、お風呂ものびのび入れるし(シャワー浴ですが(笑))、ベットも一人でのびのび寝れる!昼間も堂々と眠れる!産院によってはおやつが出たり、エステがついたり様々な特典があったり、、、、。好きな本や漫画をあらかじめスマホにダウンロードして読んだりもできます。(筆者の産院は母子別室なので、特にのんびりできました。)
こんな優雅な時間は、、、、この時だけです!!!(笑)
というわけで、入院生活は心細さや心配を忘れて楽しむことを心がけましょう。
なんといっても出産という大仕事を終えたのですから、堂々と目一杯、体を休ませてください。
そして、生まれてきた赤ちゃんと接するときは「ここで会える唯一の家族」として思いっきり愛情をぶつけましょう。
赤ちゃんへの愛情注入に全集中!!で濃厚な時間を過ごせます。
※重ね重ねになりますが、筆者の体験によるアドバイスであり、母子ともに何事もないという前提です。
連絡は密にとろう。
5日間の入院というのは意外と長いもの。
心細さや心の距離が遠くなってしまうような気持ちも芽生えるかもしれません。
上記にもありますが、筆者は毎日赤ちゃんの写真を撮っては夫に送りつけていました。
実際助産師さんも、授乳室にて「たくさん写真を撮ってあげてくださいねぇ」と声をかけてくれていました。
会えないうえに、夫は上の子供たちの面倒などでてんやわんやで、赤ちゃんのことを考える余裕はないかもしれません。
が、なおさらここはいつも以上に連絡を取り合い、はたまた一方的に写真を送るだけでも良いので、心の距離が離れないようにしたいものです。
退院した時にお互い温度差があると悲しいですものね。
まとめ
いかがでしたか。
筆者の体験をもとに、コロナ禍での出産についてざっと記録をしてみました。
定期健診時に始まり、出産、入院と基本的に一人で乗り越えていかなければいけない現状でした。
筆者は4人目だったので、だいたいの流れはわかっていましたが、それでも多少の不安があったので、初産の方は本当に不安でいっぱいだと思います。
経産婦の方でも、上のお子さんと面会ができない、健診時に連れて行くことができない等の不安要素があると思います。
この記事を読んで、少しでもイメージをつかんでいただき、参考になれば幸いです。
最後になりますが、やはりなんといっても病院の方、助産師さんはとても心強い存在です!というかお産は本当にこの方々に身を任せて言われるがままに進むので(笑)、コロナ禍でたくさん不安はあると思いますがまずは助産師さんたちにしっかり頼りましょう!
不安要素は健診時からしっかりと質問したり相談していきましょう。
出産というとても幸福な一大イベント。様々な不安要素を取り除き、素敵なお産が迎えられることを祈ります!!!
コメント