こんにちは。
お茶漬けさんです
育児って、
地図のない旅のようだ…
と思いませんか。
ふふふ、、、、いきなり恰好つけてみた割にわかりづらいですね…!!
つまり“迷いながら進んでる”みたいな。
筆者(以下“私”)は少なくともそう感じています。
悩みは尽きず、いつになっても何人産んでも手探りで、
これでいいのかな、
また怒鳴っちゃったな…
傷つけちゃったかな…
と、思い詰めちゃって苦しくなって…
なんて経験は、きっと誰しもがしているでしょう。
そんな迷いつづける日々に、
ちょっとしたヒントをくれる本に出会いました。
『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』(以下“本書”)です。
「モンテッソーリ教育」皆さん、一度は耳にしたことがないですか?
数年前大流行りしましたが、はっきり言って筆者は、全然知りませんでした。
しかし、これがなかなか面白かったので、共有したく、レビューします!!
こんな方↓
・迷いながら育児をしている
・育児に行き詰まっている
・何かヒントが欲しい
・育児の指針となるものが欲しい
・サクッと読める育児本を探している
↑という方にオススメの本です!
そしてこの本は
・具体例がたくさん
・即使える!!
という実用書のような本だと感じました。
5人の育児中の母である私が、オススメしたいと思います!( ´∀` )w
それではレビューします。
Contents
どんな本?
著者は、島村華子さん。
本書表紙に
「モンテッソーリ教育・レッジョ エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士」とある通り、
児童発達について研究されている方です。
研究に基づいた
・大人のエゴではない子どもへの接し方
・子どものための褒め方、叱り方
・大人の期待を押し付けない子育て
について具体例とともに書かれています。
ちなみに、モンテッソーリ教育、レッジョエミリア教育は
とーーーても大まかに言うと、
・子どもを1人の人として、みる
・子どもの「やりたい」という自主性を伸ばす
・大人はそのための環境を整えるサポート役になる
という教育法です。
本書に具体例としてでてくるほめ方叱り方は
3歳から12歳が対象と書かれています。
が!
巻末の質問に答えるページでは、
質問者の「中学生では遅い?」という質問に対して
基本的なことは変わらないけどアプローチがちょいと違う的なことが
詳しく書かれているので、ご安心下さい。
この本を選んだ理由
ズバリ、目についたから!
あとモンテッソーリてよく聞くけどなんだ?!と少し興味があったので。
という単純な理由で読み始めましたが、想像以上に面白く、
他の育児本にも興味を持つきっかけになりました。
心に響いた箇所
たくさんありますが、
1位!!と言われれば、これです
大人は“子どもにとって自信をもったリーダーとして寄り添うことです。”
そう!
親は、家族の一員としてのリーダーなのです。
命令したり、
親の思い通りにしたり、
支配するのではなく、
また、
ただただ褒めておだてて、
子どもの言う事をなんでも聞く!!
というのではなく…!!!
リーダーとして子どもに寄り添いながらも、適切にサポートしていく
ただそれだけなのです。
私はハッとしました。
私は親だから
・愛情を注がないと
・しっかりしないと
・正しいことを教えてあげないと
…
といったことに捉われすぎていたし、更にこれらのことが
できている、
できて当然だ、
自分もそうならなければ
と、深層心理で思い込んでいたように思います。
自分自身の自己評価が低いまま親になってしまったので、
うまく子供を“親”として育てていけているのか、自信がなかったし、
具体的なやり方がわからなくて、常に迷っていたんですね。
と同時に、“私のようになって欲しくない!!”という強い願望と、
“親はこの鏡になるべき”と
プレッシャーを勝手に感じていました。(本当に勝手w)
そして命令とかもめっちゃしてました。w
しかし、これが“リーダー”となると、
肩の荷がフッとおりた気がしました(∩´∀`)∩
理想の親と言われれば
「“鏡”や“手本”にならなければ!!」となぞのプレッシャーを感じますが、
“リーダー”なら、具体的なイメージはよくつきます。
クラスの学級委員長とか
部活動の部長とか
バイトリーダーとか…笑
命令したり、
思い通りにしたり、
支配したり、
はたまた、ただただ褒めておだてて、
子どもの言う事をなんでも聞く!!
は絶対良きリーダーじゃないですよね!!!!w
子に寄り添い、
良い環境づくりをしてあげる
困ったときにサポートしてあげる、
そんな存在でいいのです。
そして、みんなを導くべき存在
なんだけど、立場は同じ!!なのです。
子どもを下に見て自分もそこに合わせて安心しているわけではなく、
子どもも大人と同じ、一人の人間で、ただ経験値が少ないから
そこはリーダーがサポートしていくだけ!
という、いたってシンプルでわかりやすいイメージが付きました!!!
リーダーなら 私のなかでモデルはたくさんいるし、
イメージがつきやすくとても分かりやすいなと思いました。
親だからという変なプレッシャーから解放されて、
目線がぐっと変わりました。
チームの良きリーダーでいようと心がけることで、違った視点で子どもと接することができます。
本について感じたこと
具体的な例がたくさんで実践しやすい
とにかく、声掛けの具体例を都度載せてくれているので、わかりやすく実践しやすいのです!
例えば
《字がうまく書けた時》
✕ 才能あるね!(おざなり・人中心)
◯ すごく集中して何度も書いていたね(プロセス中心)
みたいな感じです。
勿論、理由もわかりやすく説明されているので、かなり納得できます。
できることからすぐに実践して、試せるのも面白いです。
ヒントだらけ
私はよく、
こんな褒め方であってるのかなぁ…
と思うことがあったので、シンプルに参考になりました。
そして、私のやり方もあながち間違っていなかったのだなぁ
という部分もあったりして、安心しました。
謎が溶けていく
上記のように、自分のやり方が間違っていなかったことでの安心感は、
まるで答え合わせをしているかのような面白さでした。
著者は児童発達の博士なので、研究に基づく教育法という信頼性に加え、
知らなかったことを知る楽しさというのもありました!
例えば、我が家の次男はかなり気性が荒いくせ者なのですが、
どういった声掛けをしていけばいいのか、
どんな立ち位置で入ればよいのか、
などの新しい発見がありました。
最後に一言
勿論、全て!!間違わずにこの本の通りに実践する必要はありません。
大切なのは、
できそうだなと思うものからちょっとずつ取り入れることです!
著者も巻末でそのようなことを書いています。
私も激しく同意します。禿同です。
真面目に取り組みすぎて、母のストレスになる、なんてことは本末転倒です。
心の底から「すごい!!」と思ったときは「すごい!!」って言って良いんです。
(これも本文に書いてます。)
大切なことは、母である自分の心をいかに軽くするか。
そのために、まず知る。
そして、そこから自分に必要だと思うものだけ取り入れてやってみる。
良い変化があればガッツポーズ(^o^)
そんな気楽な気持ちで読んでみるのが良いですし、
ガッチリ構えずともサクッ〜と読めるのが本書です。
迷える子育てから脱却すべく、ほんの少しのヒントが欲しい方は
ぜひ読んでみて下さい(^^)
家事育児しながら聞き流せるAudible版もあります(^^)
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