子どもの歯医者さん。
受診のタイミングとしては多くの方が
1歳児健診や3歳児健診がきっかけだったり
はたまた乳歯が生えてきた時
などの早い段階ではないでしょうか。
しかし、筆者(6歳4歳3歳の子持ち)の場合、、
上記定期健診の歯科検診で特に問題ないと言われたし
毎日歯磨きもしてるし大丈夫か、と楽観視…。
「いつかかかりつけ医見つけなきゃなぁ~」と思いつつもズルズルと過ごしてしまい、
ついに長男6歳にして一度も歯医者に行ったことがない‼という状況にしてしまいました(-_-;)
そんなこんなで先日、ついに長男、次男とともに歯医者デビューしたので、今回はそのことについて書いていきたいと思います。
インターネットで「6歳 初めて 歯医者」
と調べても、あまりこれといった記事は出てこないので
筆者と同じように
「やってしまった...」
と自責の念に駆られている方は少ないと思いますが
結論からしてやはり
“歯医者は早くに行くべき”ということ
がわかったので、そのことについて詳しく書いていきます。
もし少数でも、6歳で初めてになってしまって不安!!と思われる方がいましたら
この記事をぜひ読んで参考にして頂ければと思います!!
↓この記事でわかること↓
- 6歳で初めての受診でも大丈夫か
- 小児歯科とは?雰囲気など
- 受診のタイミングが早い方が良い理由(正しい受診の時期)
- 特に6歳では絶対に受診すべき!その理由
それではどうぞ。
Contents
6歳初めての受診でも大丈夫か
まず、
「大丈夫」
というのは 誰の何に対してか ですが、
- 母親の
- 歯医者さんに怒られるのではないか
という不安に対してですね😅(笑)
お話していきます。
※もちろんその子のお口の状態によるという前提です。
受診のタイミングとしては「大丈夫」
こんな時期まで放っておいて!と怒られるないのではないか、と不安に思われている方、
実は6歳での受診というのはタイミング的には大丈夫といえます。
後に詳しく書きますが、
受診のタイミングにはいくつかのパターンがあり
1つは本当に小さいうち、乳歯が生えたころや、上記にあるように定期健診でのタイミング
2つ目に乳歯から大人の歯へと生え変わり始める時期である6歳~12歳頃と分けられます。
ですので、母親の「怒られるのではないか」という観点から大丈夫かそうでないかということになると、一応大丈夫と言えます。
(筆者も実際、初めての受診を申告しても特に何も言われませんでした)。
しかし、子ども本人の歯の健康という観点、そして小児歯科の概念という観点からみると
「タイミングは6歳からでバッチリOK!!」とはっきりとは言えないでしょう。
なぜなら
乳歯は虫歯になりやすく、予防歯科がとても大切だということ、
そして子供に”歯医者さんは怖くないところ”という認識を持ってもらうことがとても重要だからです。
それでは次に
小児歯科について詳しく解説していきます。
小児歯科の特徴・雰囲気
小児歯科とは
小児を専門に治療する、歯科の診療科の一つです。
日本小児科学会のホームページには”子どもたちのための歯医者さん”とあります。
子どもを中心(または専門)に予防や指導、治療をしてくれる、いわば
”歯医者界の小児科”といったニュアンスで書かれていますね。
日本小児科学会のホームページ

子ども専門・中心に治療しているので、
- たくさんの症例を見てきている
- 子供の接し方に慣れている
などの点
風邪をひいたら小児科に行くのと同じように、”子供の歯の治療や健診は小児歯
怖くない!歯医者さんが好きになる工夫がいっぱい
小児歯科の目的として治療はもちろんですが、
虫歯の予防をすること、子どもが歯医者さんは怖いという印象を持たないようにすることに重きを置いた小児歯科が増えています。
そのため様々な取り組みや工夫をされているところが多いです。
例えば、筆者親子が受診した小児歯科でいうと
- 待合のキッズスペースが充実している
- 診察台に寝転ぶと天井にモニターが付いており、アニメが流れている
- 診察が終わるとご褒美にキッズスペースにあるガチャガチャができるコインをくれる
- 診察手帳をくれて、診察後シールを貼らせてくれる。シールがたまるとプレゼントがもらえる
…etc.
すごいですよね!!
子どもからしたら歯医者さんてなんて楽しいんだ!という気持ちになると思います。(笑)
もちろん、治療においても様々なアプローチがされています。
- 嫌がる子、泣き叫ぶ子を無理やり押さえつけての治療はしない
- いきなり治療をせず、段階を追って進めてくれる
→まずお話(問診)をしたり、歯の状態を見てもらい、次に治療の練習をしてみて大丈夫
そうと判断されてから治療に移る、等
- 麻酔は使わず、鼻に吸入器のような特別な器具をつけて、アロマのようなリラックス状態で治療をしてくれる
- 歯科衛生士さんも親切で、子どもにやさしく、楽しませながら治療の説明やブラッシング指導をしてくれる
…etc.
このように小児歯科では、子どもが歯医者さんに対して”怖い”というイメージを持たないようにするための取り組みが積極的に行われています。
※すべての小児歯科がこの限りではありません。
受診の際はホームページ等で医院の情報を検索してから行かれることをおススメします😊
正しい受診時期
何が正しいか、というのは最終的には親の価値観や判断によりますし、厳密にいつからという決まりはありません。
タイミングとしては、先ほど述べたようにいくつかありますが、
やはり多くの小児歯科では乳歯が生えてくる時期等の早めの受診(健診)が推奨されているように見受けます。
早めの受診(健診)が良い理由
改めて、以下のような理由が挙げられます。
- 乳歯の虫歯は進行がはやい(早めの受診が早期発見につながる)
- 子どもは虫歯を自覚できない
- 歯並びやあごの発達に異常がないか等の口全体の確認をしてもらえる
- 歯に異常がなくてもブラッシング指導を受けられる
- 歯医者さんに慣れる
- フッ素塗布してもらえたりと虫歯になりにくい歯の環境づくりができる
…etc.
メリットだらけですね。
やはり虫歯にならないことが一番なので、予防のための受診を多くの小児歯科が勧めています。
6歳こそ受診すべき絶対的理由
そして6歳といえば。
先ほどもちょこっとお話ししましたが、永久歯への生え変わりが始まる時期です。
そして6歳臼歯なるものが生えてくるのですが、これもとても重要です!
6歳臼歯(ろくさいきゅうし)とは
6歳頃(個人差あり)に生えてくる初めての永久歯なのですが、他の歯のように乳歯を押し出して生えてくるわけではなく、乳歯の一番奥側に上下左右に1本ずつ生えてきます。
いわゆる「奥歯」ですね。
そしてこの歯、6歳臼歯は、かみ砕く力が最も強く、永久歯の歯並びやかみ合わせの基本となる歯なのです。
ところがそんな重要な歯にも関わらず、この歯は乳歯を押し出すわけではないので
生えていることに気づかれにくい歯なのです。
また、歯の一番奥になるので歯磨きがしにくく、更に複雑な溝があるため虫歯になりやすい
という何とも色んな意味で重要な歯なのですね!
つまり、
とても大事な歯だけど虫歯になるリスクが高い要注意な歯!!といったところですね
この6歳臼歯が生えているのかチェックしてもらう、そして正しいブラッシング指導をしてもらう
場合によってはシーラントと呼ばれる予防治療を行ってもらう。
というのが6歳で歯科受診をすべき絶対的理由と言えるでしょう。
※ちなみに!!
6歳臼歯の磨き方についてですが、歯並びに沿ってタテ方向の一般的にやりがちな磨き方ではなく、口の横から歯ブラシを入れて横向きに磨くよう指導されました。
※6歳までは仕上げ磨きは必ず保護者が行い、6歳から10歳にかけて徐々に一人立ち(仕上げ磨きなし)に持っていくのが良いかなあ、というお話もされました。ですから、仕上げの際はこの6歳臼歯に特に注意してブラッシングしてあげたいですね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は筆者が自分の子ども6歳、4歳を初めて歯医者さんに連れて行った体験をもとに書きましたが、小児歯科にはメリットがいっぱいで、筆者もなぜもっと早く受診しなかったのか後悔しています…。
子どもばかりでなく、親にとっても(;^ω^)恐怖のない小児歯科。
”全身の健康は歯の健康から”と言われるように、歯は一生の付き合いであり、自分の健康を保つことと歯の健康は大きく関りがあります。
大人になってもメンテナンスは重要ですし、大人になっても十分出来ていないことは多いと思います。
ちいさな子どものうちから、歯の健康に気を使い、元気な歯を保ち続けることが、自分の体の健康にもつながります。
早めの小児歯科デビューで、親子共々健康ライフを送りたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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